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第51回日本心臓血管外科学会学術総会

会長挨拶

第51回日本心臓血管外科学会学術総会
会長 夜久 均
(京都府立医科大学大学院医学研究科 心臓血管外科学 教授)

 皆さま、新型コロナウイルス第3波は、1月25日現在まだピークを過ぎたとはいえず、京都も含めて11の都道府県では緊急事態宣言が発出されています。
 第51回日本心臓血管外科学会学術総会は、上級演題、一般演題を含めましてすべての採択演題を完全WEBでライブ配信にしたいと思います。そして、できるだけ多くの先生にご参加いただきやすいよう週末の2月19日(金曜日)~21日(日曜日)に開催いたします。
 総会のテーマは「Succession of the Tradition, Creation for the Future(継承し創造する未来)」です。これは日本心臓血管外科学会の50年という、黎明期から発展期を経てきた日本の心臓血管外科の歴史の重みを尊重しながら、さらに新しい一歩を踏み出して未来へ向かいたいという思いであり、第51回はその一歩目を刻みたいという気持ちからこのテーマに致しました。それを踏まえまして、上級セッションでは既に確立された手術の振り返りから、まだ長期の成績は無いが今後が期待される手術に至るまでの広いスペクトラムのセッションを企画したいと思っています。また海外からも多くの先生方にWEBでの参加をお願いしております。また今世紀、人類にとって最大の脅威となっています新型コロナウイルス感染症に特化したセッションも設けております。
 くしくも、来年2022年は京都府立医科大学創立150周年を迎えます。我が大学も同様に現在までの歴史の重みを振り返りながら、未来に向けて発展するべく努力をしようとしております。そういう意味におきましても、第51回学術総会を京都府立医大の総力をかけて充実した会にしていく所存です。
 本来多くの先生方には京都においでいただき、冬の京都を満喫していただくことを楽しみにしておりましたが、それが叶えることができず非常に残念に思っております。その分、学術的には多くの知見を得られる充実した会にしたいと思っておりますので、是非皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染が一刻も早く収束しますことを切に願っております。

(2021.1.29)

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